ワクイミュージアムブログ

ロールス・ロイス/ベントレークラシック博物館&工場

再会!SCT100

これを知っている人は、私、ワカバヤシの古参ファン(?)!

シルバークラウドⅢのジェームスヤング製LWB、SCT100。

39台のみ生産された内の1台。

似たようなボディの加工ではなく、本当にこの形が39台しかないのです。

 

改めて、PhantomⅤのPV22をそのまま小型にした様なデザインですが、

大きさのおかげか、こちらの方が理にかなって見える。

 

スタンダードのスティールボディに比べ何倍も時間と製作テクニックを要する。

名門コーチビルダーのジェームスヤングがコーチビルドした作品としては、

まさに最高傑作でしょう。(デザインも含め)

 

ドアとボディのクリアランスは、なんとハガキ1枚。

間違いなく同年代では、各コーチビルダーの中で群を抜いたクオリティです。

 

現オーナーのN様は、本当に大切にしていただきながら楽しんでおられます。

(元オーナー、面目ない...。)

今回はパワーステアリングの異常でご入庫。

入庫いただいてから、現オーナーと二人で彼女を褒めちぎりながら眺めておりました。